Null(ヌル)=そこに値がなにもないこと。何ら意味を持つ文字ではないことを示す特殊な文字。ここは"0"ですらない半端なものばかり。
Posted by ino(いの) - 2008.09.17,Wed
確か、これを書いたのは某年5/1でした……
5月1日
ヨーロッパ地方の某国では、この日は相手の幸せを願い花を贈る日だ、と口にしたのは誰だったか?
今や人種の入り乱れたこの社会
この風習を知っているものも、知らないものも、やはり入り乱れている
分かるものには分かる
分からないものには分からない
ただ、それだけのことだ
でも、知っているのなら、それに便乗してみるのも良いのかもしれない
幸いにも、そういう手の話には目のなさそうな男が2人、身近にいることだしな……
ああ、逆にまったくこういうことに疎い男も、2人……いや、俺も含めて3人、居たな
ふっ、なにやら楽しくなりそうだ……
「デュオ、お花、届いたよ~」
「お~、さ~んきゅっ!さすがカトル!」
「特注で、香りの強いものを用意してもらいましたから」
「ブルジョワジー……」
「五飛、なにか言いましたか?」(←目が笑っていない)
「……お前の空耳だ」
「そういうことにしておきましょう」
デュオとカトルの腕に抱え込まれたのは、一抱えもある大きな白い花束
薄緑色のトッピングと、やはり白いリボンで飾られたその花は、清楚で嫌味の無い香りを放っている
「あ、ヒイロとトロワ、お2人の分も用意してありますよ」
親切なのか、それともおせっかいなのか
いや、カトルのことだ、どっちも当てはまるだろう
「俺は頼んだ覚えは無いが……」
カトルに差し出された花束を前に、少々後ろに引き気味のヒイロが、渋っている
「え~、ヒイロ、リリーナさんにお花贈らないの?5月1日だよ」
「言っている意味が分からない」
そうか、ヒイロは今日を知らない側だったな
「今日は『幸せを願う日』なんだよ。相手の幸せを願って、この花を贈る習慣なんだ。ヒイロもリリーナさんの幸せを願おうよ」
「そうそう、普段かなりの朴念仁やってるんだから、ひとつここで花を贈りゃ、リリーナお嬢さんも感動~ってなもんよ」
「ね~」とデュオとカトルは顔を見合わせて、一緒に頷いている
その向こうでは、付き合いきれんと五飛が自分のワークデスクの前で明後日の方向を向いていた
しかし、ヤツのデスクには小さな花束が乗っている
フッ、結局はあの2人に感化されたか
五飛も丸くなったな……
目の前ではデュオ・カトル連合により、リリーナ・ドーリアンへ花束を贈る贈らないで押されっぱなしのヒイロがいる
この調子だと、陥落は間近だろう
幸せの訪れを願う花
すずらん
俺も彼の人の幸せを願おうか
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初めて挑戦・トロワ支店……もといトロワ視点!
洗濯洗剤の箱に書かれていたミニ知識を読んで突発的発作のように一気に書き上げてしまったお話
カトルが情報の発信源、デュオは便乗、五飛とトロワは感化され、ヒイロは巻き込まれ結局~…ん?あれ?
と、とりあえず(←ごまかし、ごまかし)
トロワはもちろんキャスリンへ花束を贈るということを熱烈希望(笑)
五飛は誰に贈るのか?!
そこらあたりはパックリ賛否両論ですんで、ご想像にお任せいたします~
トレーズが生きていたら、もしかしたら毎年5月1日のレディは、やはりエレガントにすずらんの花束を贈られていたのではにゃ~だろうか?と考えてしまいます
一緒に、真っ赤な薔薇もつけて(笑)
しかし、すずらんって、ブライダルブーケとかブートニアでは定番ですが、普通に『抱えきれないほど』の花束って……
ある意味、見栄えが悪そうな……(←自分で書いといてそれかよ!)
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